ホテヘル嬢モモちゃんへの恋の行方を全5話でご紹介します。
モモちゃんはまさに天使でした。ストレートの黒髪にナチュラルメイク。つけまつ毛やカラコンなどもしていません。
光男の好きな女性のタイプは真面目でおとなしそうな娘です。モモちゃんはまさに光男の好みにドンピシャでした。「なんでこんな娘が風俗なんかを?」そう思わずにはいられないぐらい清楚!
見た目だけでなく内面も清楚でした。ほとんど喋らないおとなしい娘で、光男が話題を振ると、たどたどしく言葉を少し返す感じ。かなり人見知りのようです。
光男もコミュニケーション能力は低いので、会話が全然盛り上がりませんでした。何度か沈黙が訪れ、そのたびに気まずい空気が流れ・・・
「このままではマズイ! 喋らない男と思われてしまう!暗いおとなしい男と思われてしまう!」光男は途中からもう無理くり話題を見つけて喋り続けました。天気のこととか昨日のテレビのこととか愚にもつかない話題しか出て来なかったけど。当然会話は全然盛り上がりませんでした。でもネクラ野郎と思われるよりはマシです。
逆に女の子の場合なら、地味でおとなしい娘っていいですよね。なんだか萌え萌えです。控えめで清楚な感じがします。
モモちゃんは風俗店に全然似つかわしくない娘でした。ギャル系の娘が多い店にあってモモちゃんのオタク女子のような風貌は異彩を放ていました。最初は本当に「声優でも目指してる娘なのかな?」と思いました。そういう学校に通うために風俗店で学費を稼いでるのかなと。
しかしそうではないらしいことはプレイが始まってすぐ気づきました。服を脱ぐとモモちゃんの左腕には無数のリストカット痕が・・・
リストカット痕に気づいたのはお風呂場で体を洗ってもらっているときでした。肘から手首にかけて左腕の内側には大小の傷跡がビッシリ。
風俗で働く女の子は何らかの問題を抱えています。清楚に見えたモモちゃんも例外ではなかったのです。
リストカット痕を見つけたときは一瞬ギョッとしましたが、丁寧に体を洗ってくれるモモちゃんを見てると、だんだん愛おしい気持ちが湧いてきました。「この娘は何か闇を抱えている。それは何だろう?どうして風俗で働いているのだろう?」
モモちゃんは風俗で働き始めてまだ1ヶ月たらずだと言ってました。接客の仕方がまだぎこちないです。講習で習ったことをそのまま実行してる感じ。
例えば、ラブホテルまでは腕を組んで歩いてくれました。ホテルのソファーに腰掛けるとピッタリ体をくっつけて寄り添うに座ってくれました。シャワーに行くときは手をつなごうとしました。
他の風俗嬢ってあまりこういうことをしません。モモちゃんは講習で習ったことをマニュアルどうり忠実にやってる感じ。他の娘たちが手抜きしてやらないようなことをモモちゃんは真面目にやってる。その姿に光男はハートを射ち抜かれてしまいました!
なんて真面目な!なんてピュアな娘だろう!
光男は初めて風俗嬢に恋をしました。意識すると余計に言葉が出てこなくなり、沈黙の時間が多くなりました。
「こんな娘と付き合えたらどれだけ幸せだろう! でもどうやれば付き合えるようになるのだろう?」
ベッドに入るとモモちゃんはとても緊張している様子でした。
光男は頑張ってモモちゃんの体を責めました。セックスが下手な男だなんて絶対思われたくないでよね。
でも上手くいきません。ところどころでモモちゃんは声を出すけど、あきらかに演技です。乳首も立たなければアソコも全然濡れません。
いつもどおりといえばいつもどおりです。普段も風俗嬢が演技でアンアン喘ぐ演技をしてくれるだけ。光男は素人童貞だったので女性をイカせた経験もなければ、下手したら感じさせたこともなかったのかもしれません。
光男は己のテクニックの無さを痛感しました。
すごく惨めだったしカッコ悪くて泣きたくなりました。穴があったら入りたいとはまさにこのことです。セックスの仕方さえ知らない童貞男であることがバレて嫌われただろうなと思いました。
光男は愛撫を途中でストップしました。
「ごめん俺このあと用事があるのを思い出した。戻らないと。悪いけど急いでフェラで抜いてくれる?」
こうしてその日はそそくさと退散しました。盛り上がる会話も出来ないし、女性を感じさせることも出来ない。カッコ悪い素人童貞。あまりの不甲斐なさに死にたくなりました。
きっとモモちゃんにも嫌われただろうなと思いました。
しかしラブホを出る前にモモちゃんが光男に言葉をかけてくれました。
「遊び慣れてる光男君には物足りないかもしれないけど、こんな私で良かったらまた来てね」
その言葉で光男は生き返りました!
どうやら素人童貞であることはバレてない。それどころかけっこう遊び慣れてる男みたいに思われてるぞ! モモちゃんは男性経験が少ないのか、そのへんのことがわからないらしい。
あのまま前戯を続けていたら女慣れしてないことがバレていたかもしれません。なんとか首の皮一枚つながったような気分でした。
そして光男は考えました。次もダメならきっと終わりだ。今日みたいな下手な愛撫をしてしまったら今度こそ童貞野郎だとバレるだろう。次こそ何としてでも感じさせねば!
そうだ教材を買おう。本屋に寄ってセックスのハウツー本や恋愛のマニュアル本を探してみよう。ネットでたまに見かける動画教材などもいいかもしれない。とにかくボロが出ないうちに手を打とう。
こうして光男は大量の恋愛教材やセックステクニック動画を買い漁るようになりました。一時期はお小遣いのほとんどをこれに投資してしまっていました。
しかしモモちゃんとの関係はここから大きく動いていくことになります。
>>第2話「セックス教材のテクニックを風俗嬢に試してみた」へ