愛撫で感じさせることは出来た。けど最後イカせられなかった。その反省を胸に、光男はたくさんのセックス教材を買って研究に明け暮れました。
と同時に、
モモちゃんがLINEを教えてくれたので、その日からさっそくLINEのやり取りも始めました。
最初光男は遠慮がちだったのですが、こちらが送らなくてもモモちゃんの方からLINEが来る感じで、「もしかしたら・・・」と淡い期待を抱いてしまいます。

「体調壊してない?」とか「今日なに食べた?」とか他愛のない内容のやり取りなのですが、女性と付き合ったことのない光男には、モモちゃんとのLINEが楽しくて楽しく仕方ありませんでした。
「彼女が出来たらこんな感じなんだろうな」というのをバーチャルで体験させてもらいました。モモちゃんが本当に自分の彼女になってくれたような錯覚におちいったし、この頃は本当に幸せで、毎日がキラキラ輝いていました。
もうどうにも我慢出来なくなり、「今度一緒に食事でもどう?」と誘ってしまいました。ちょっとまだ早いのか、あるいはそうでもないのか、光男には判断がつきませんでした。でももう、はやる気持ちをどうにも抑えられません。
「ごめんなさい。最近忙しくて・・・」
そんなふうに断られてしまいました。光男は少し現実に引き戻されました。
嫌われちゃったのかな?それとも本当に忙しいのかな? 非常にヤキモキしました。LINEのやり取りが下手すぎて童貞野郎ということがバレたのかな?
仕方ないのでモモちゃんのお店に予約を入れました。
この3回目の来店でついにモモちゃんをイカせることが出来ました。
光男にとっても初イカせ体験です。やっと一人前の男になれたような誇らしい気分になりました。
ポイントはやはり舐め方でした。ただ単調に舐めればいいものではなかったのです。教材どおりにバリエーションを利かせてクンニしたのが良かったみたいです。
モモちゃんが「イキそう」と言ったあとも、ちゃんとセックス教材のとおりに同じ舐め方を続けました。そうするとやがてモモちゃんは大きな声を出し、体を痙攣させ始めました。
モモちゃんは満足してくれたようで、その後は上機嫌でした。フェラをしてくれたときも前回や前々回のときより濃厚でした。プレイ後のトークでも終始笑顔でした。
「今日すごく気持ちよかった」
「モモちゃん今日イッちゃったよね? ねぇ? イッたよね?」
「うん。お仕事中はイッたことなかったのに」
「そうなの?」
「光男くんが上手だからイッちゃった」
「別に上手くないよ。こんなの普通さ、ははは」
本番は出来なかったけど大きな達成感がありました。
心なしか体が軽くなったように感じられ、軽快な足取りでホテルを出ました。
ラブホテルを出るといつもどおりそのままお別れしました。しかし駅へ歩き出す光男をモモちゃんが追いかけて来ました。振り返る間もなくモモちゃんは背中から抱きついてきました。
「今度誘って」
それだけ言うとモモちゃんはパッと離れてお店の方へ走り去っていきました。
今度誘って・・・
その言葉の意味について光男は帰りの電車内でずっと考えていました。いつもならモモちゃんは「また来てね」と言って光男を見送ります。でもこの日は違った。
「誘って」という言うぐらいだからお店に来てという意味ではないはず。プライベートで会いたいという意味なのでしょう。でもあんなキレイな娘が光男なんかと・・・
それに、以前一度食事に誘って断られています。本当に店外デートに誘っていいものなのか。仕事中はイッたことがないとモモちゃんは言ってました。今日イカされたことで心境の変化が起きたのでしょうか?
グダグダ迷っていても仕方ありません。光男は帰宅するとお礼のLINEを送り、ついでにデートにも誘ってみました。
するとOKの返事が。
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光男です。素人童貞だった僕は恋愛下手でセックスも下手。